すい臓がん(病気)の症状・治療を解説したサイトです。

外科治療?

●外科治療・標準手術

●バイパス手術

バイパス手術=胃空腸吻合・胆管空腸吻合。
直接的がん治療ではなく、その後の生活のクオリティを高め、快適にするために消化管や胆管のバイパス手術を行います。

○消化管バイパス手術

十二指腸が膵頭部がんによりふさがってしまった場合、胃と空腸(小腸の上部)を吻合して食事が通るようにします。膵体尾部がんにより十二指腸から小腸上部が閉塞した場合も、胃空腸吻合(バイパス)手術を行うことがあります。

○胆管バイパス手術

膵頭部がんにより胆管狭窄・閉塞が閉塞して黄疸が出る場合、胆管と空腸を吻合するバイパス手術を行うことがあります。

○内視鏡的ステント留置

最近では、増量した胆汁を排泄するために内視鏡的に胆管閉塞部の内側にステント(細い管)を通したり(内視鏡的胆道ドレナージ:ERBD)、経皮経肝的胆道ドレナージ(PTCD)の経路を利用してステントを通す方法がより一般的になり、バイパス手術は少なくなりました。

●外科治療、標準手術の合併症

手術後に起きると考えられる合併症は、

○膵液瘻(膵液のもれ)、腹腔内膿瘍、膵液瘻による腹腔内出血、肝動脈仮性動脈瘤破裂出血、胆汁のもれ(胆汁瘻)、術後肺炎、MRSA肺炎、肺塞栓症、癒着性腸閉塞、食欲不振、嘔吐、胃排出遅延、胃空腸吻合部潰瘍、潰瘍出血、創部感染症、胆管炎、胆管炎からの敗血症、ショック状態。

特に膵管空腸吻合部や膵断端から膵液が漏出する膵液瘻は、膵液の自己消化作用により肝動脈出血(仮性動脈瘤破裂)が起こり、とても危険な合併症となります。現在は肝動脈出血も血管造影下に行う肝動脈塞栓療法によって重い合併症は起こらないようになっています。また、術後2ヶ月以上続く膵液瘻の場合、自然治癒しない可能性がかなり高いため、瘻孔と腸管を吻合する手術を行うことになります。

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